PAKU's WiKi
TG3118
KINGTON TG-3118
警告
この無線機は、十分に出力が強く送信可能な周波数の幅も広いものです。
国内においてはこの周波数付近には各種の正規な無線局が運用をしています。
十分な知識がないままに操作することは、誤送信によって多大なる障害を発生させる恐れがあります。
・(ブロックダイヤグラムなどの)資料がありませんので、公式に無線局の設備として組み込むことはかなりの困難が予想されます。
送信試験などにおいては、擬似空中線(ダミーロード)を装着することを強く推奨します。
・容易に送信することが可能な状態での所持は、違法無線局(無許可開設)と判断される可能性を十分に持っています。取り扱いに十二分の注意を払うことが必要です。
・有志の方々の手によって精査されたところ、コンパンダ改造の有無にかかわらず、TG-3118には回路の設計に不備があります。
それによって占有周波数帯幅が基準をはるかに超えてしまうことが判明しました。
このまま送信すると言うことは、大変質の悪い電波を送信することを意味し、結果、他の無線局に迷惑をかけることが明白です。
すなわち(無線局の)「免許」という書類的な適法状態を作り出したとしても、電波の質の部分では技術基準を満たすことはできない。
「整備不良=違法な無線設備」ということになります。
脱法使用を厳に慎み、実験に際しても擬似空中線の使用は必須であることを掲示します。
また、この件は同社のVHF機でも同様な可能性があります。
いらっしゃいませ。
どちらから飛んできましたか?
改造関係の情報はありません。
どちらかといえば事実関係の情報しかありません。
箱、内容物
中国語読めないけど、なにやらDTMFとか書いてあるけどそんな機能あるんですか?
本体正面、電池を外したところの銘板、電池の銘板
アンテナ先端からお尻までで17cmほどなので結構小さいです。
2004.06.04:ヤフーオークションにて落札していたものが到着。
売り文句としては…
海外版 本格ハンディートランシーバー
周波数は400MHz〜460MHzまで送信と受信可能
送信パワーはメーカー取説では最大1.8W
バックライト機能内蔵で暗闇でもキー操作が可能
周波数スキャン機能搭載 専用バッテリーを最初から付属
(メーカからの知らせです、400MHzから470MHzまで表示は出ますが、正しくは400MHzから460MHzまでそうです)
輸入販売:UNIBOX 出品者ID:j88yuni
箱の大半は中国語
- 会社名は「福建省安泉盛電子有限公司」(QUANSHENG ELECTRONIC CO., LTD.)
- ブランド名 KINGTON
- 箱の反対面に、中身を示すと思われる
□TG-3118(1)
□TG-3118(2)
□TG-3118
の3種類と、色がどれであるかを示すチェックの用の白い四角があるのですが、
入手のパッケージには、TG-3118にチェック印。色にはチェック印なし。 - 本体の銘板によれば「TG-3118(1)」だということになっています。
- なにやらCANADAの文字も見えますが…
- DTMF機能があるかのような中国語が箱に見えるのですが、PTT押しながらキーを押しても送信されないし、受信してその数字が表示されるなんてこともありません。
マニュアルの最後にあるTecnical informationによると…
- 400〜460MHzなんて機種は存在していません。
- 無印:350.000-370.000MHz
- (1):400.000-420.000MHz
- (2):450.000-470.000MHz
ここによれば、
市?参考价格:¥500.00元/商城价格:¥360.00元
10公里(10マイルぐらい飛ぶらしい)400-470MHzとも書かれているし、出力2.5W?な感じ。
詳細な枝番号はないもので400〜470MHzという周波数幅で掲載されています。
取り扱い説明書
- ステープラーで中綴じされた、8+1(表紙)の2つ折でできています。
- 前半が中国語(簡略体中国語表記)なのでなんとなく意味がわかるものの、やっぱり後半の英語のほうを読む羽目になります。
- 表紙には、TG-2118/3188/3318の型番が入っています。操作は共通なのでしょう。
3枚目
- 左・一般的な電子電気機材の御利用上の注意
- 右・つまみなどの説明
- 上部右側のつまみが、電源スイッチ+ボリウム
- 中央がスケルチレベル
(つまみが2段に見えるが役割が違っているわけではない) - 国産の昨今の無線機だと、つまみで周波数が変えられるけどそんなことにはなっていません。
- スピーカー左上:機能抜け出し
- スピーカー左下:SETモードへ入る
- スピーカー右上:数値や周波数の送り
- スピーカー右下:数値や周波数の戻し
- [A]:SCAN
- [B]:メモリー登録
- [C]:スプリット受信周波数登録
- [D]:スプリット送信周波数登録
- 正面右横のイヤホン端子は、2.5φ。
モノラルイヤホンを差し込むと送信になってしまう。どうやら、ミニミニステレオ仕様でPTTつきのマイクを使うことができるのではないかとの推測。
転がっていた携帯電話用イヤホンマイクを挿すと、音がイヤホンから聞こえ、手でPTTを押すと送信に変調に音声が乗ります。
ミニミニステレオな外部マイクでもあれば、PTT動作もできるのだろうか?
4枚目
周波数の設定方法
10秒以内に希望の周波数を100MHz台から●●●.●●● (MHz)と、どんどん押してください。(100MHzの桁は4以外無効)
12.5KHzSTEPモードの際には、0.5KHz台が勝手に補われます。
STEPから外れた中間値の入力は下側へ丸められます。
(EX.25KHzSTEPの時は24KHzまでは0へ丸められます)
メモリーチャンネルへの登録
例1:
チャンネル1に、受信周波数:459.250MHz/送信周波数:457.250MHzで設定
- まずは、数字のキーを押して459.250にあわせる。
- [B]のキーを押す。
- LCDの周波数表示の右側に2桁の数字が表示される。(メモリーチャンネル番号。)
- スピーカー右側の上下のキーでその数字を変更する。(例では[1]にする)
- ここで、[C]のキーを押すと、メモリーチャンネルの番号が消え受信周波数が登録される。
- 同様にして次に送信周波数を入る(例だと457.250MHz)
- [B]を押す
- メモリーチャンネルを合わせ(あっていればそのまま)
- [D]を押す これでメモリーチャンネル1には、送受信が異なる周波数で登録することが出来ました。
例2: チャンネル2に、受信周波数:461.225MHz/送信周波数:461.225MHz(送受信が同じ)
- キーボードで461.225MHzにあわせる。
- [B]のキーを押すと、メモリーチャンネル番号が表示されるので目的のチャンネル(例では2)に上下キーであわせる。
- [C]のキーを押すことで受信周波数が登録される。
この時点で、キーボードでチャンネルを合わせた状態に戻っている - [B],[D]と押し進む
これでメモリーチャンネル2には、送受信周波数を同じで登録できる。
(未使用チャンネルへは受信側だけで一気に済ませられるようだ。)
-
この無線機には、15の異なる周波数と同じ周波数を入れておける。
あなたが望むのならば、周波数の設定をやり直すことができますが、元の状態へ呼び戻す機能はない。
古いものは削除された後に新しいものに置き換えられ、最後に登録したものが残る。 - [SET]-[2]を押す
最後のメモリーチャンネルがチャンネル番号表示のみで表示される。
(メモリーチャンネルモード?) - [SET]-[3]を押す
最後のメモリーチャンネルが周波数と右端のメモリーチャンネルの表示で表示される。
(メモリーチャンネルモード?) - [SET]-[1]を押す
全体の周波数変更を認めます。
(メモリーモードから通常モードに抜け出す。) - チャンネル表示のあるとき(メモリーチャンネルモード)の時には、上下キーを押す
メモリーに登録した中から希望のチャンネルを探すことが出来る。
(というか、それ以外でメモリーチャンネルを選ぶ方法はない)
送信
送信PTTを押しながら普通の声で話す。
-
送信周波数を外れると、光ってアラームが鳴る。
でもそんなことは起こらない。手元に来た機材では、400.00〜464.50MHzぐらいの間は送信できる模様。
それ以上の周波数では、LEDが点灯し送信しているフリをするけれど実際には送信されていない。 - 実験:微弱な基準信号を出してみて、IC-Q7では受信できてもTG-3118では受信できない。
- スプリット運用で送信だけこの範囲というのは可能と思われる。)
- 通常周波数モードにするには、[SET]-[1]
スキャン
-
周波数スキャン:
それがその後モード圧迫setkeyを最初に動かす全体の周波数である場合、5key、周波数(引き伸ばしcicle走査)を入力します。(翻訳がよくわからん)
(通常モードで設定されている周波数を起点に、[SET]-[5]を押すとスタートする。信号が入ると止まり、信号が切れると再スタートする。) - メモリーチャンネルスキャン:
チャンネルモードのときに、[SET]-[5] - [A]によるスキャン
何かのキーを押せば止まるので任意の周波数で止められる。信号が入感しても止まる。
([SET]-[5]スキャンとなにが違うのかわからない)
消去
-
[SET]を押し続けて電池を開く。音が鳴り終わったら放す。
(全消去しかない。[SET]を押しながら電源スイッチを入れしばらくそのままにする。 CLrという表示が出たら放す。再度起動音が鳴り終わったら初期化され、メモリーも消えている。)
異なった周波数の導入
(どうやらレピーター運用のようなスプリットを想定しているらしい)
-
[SET]-[6]
"+"の表示が出る(受信周波数<送信周波数) - [SET]-[6]
"-"の表示が出る(受信周波数>送信周波数) - [SET]-[6]
表示が消える(受信周波数=送信周波数)の順番で変遷する。
いわゆる緒元表ですね
Techinical information | |
---|---|
周波数範囲 | |
TG-2118(1) | 130.000-150.000MHz |
TG-2118(2) | 150.000-170.000 |
TG-3118 | 350.000-370.000 |
TG-3118(1) | 400.000-420.000 |
TG-3188(2) | 450.000-470.000 |
TG-3118 購入機 | 400.000-470.000 (送受信で違うなど不定) |
電圧 | DC 7.2V |
メモリー | 15 |
アンテナ | Inductively loaded antenna |
アンテナインピーダンス | 50Ω |
Working manner | same frequency simplex & different frequency simplex |
接地極性 | negative pole |
大きさ | 100x50x30(mm) |
送信 | |
出力 | 1.8〜2.5W |
変調方式 | 周波数変調(FM) |
最大周波数偏移 | <±5KHz |
Repand radiation | <-60dB |
Preemphasis character | Pre fold frequency patch 6dB |
Emission curent | <600mA |
受信 | |
Sensitivty | <0.16μV(12dB SINAD) |
Silent sensivity | <0.2μV |
Inter modulation interference resistan | 50dB |
Soundfrequency power | >300mW |
Reciving current | <100mA |
Silent waiting | 20mA |
ちょっといじった範囲で
- 電源ONの際のピロピロ音とか、キー操作音は操作では消せない。
- CODE とか CT,R,ベル,アラームの印がLCDにあるけどナニ??
- ノーマルモードでのSCANってどこまでSCANするんでしょうね?
(実は端から端までずーんとまわる。意味ねー。) - 本来の出荷対象は、メモリーに登録した範囲で周波数を渡り歩いて使う業務を想定してあるとおもわれる。きっと。
- まったくもって「なんじゃそりゃ?」と思う点たくさん。
- メモリー15チャンネルって日本人向けなら少ない。
無意味でも50chとかになりそうな気がするけどね。もっとも実務ならば15chあればいいのかも。 - アンテナ端子は、IC-Q7等の国内のHAM無線機とSAMのオスメスを逆に使ってあります。
(添付のアンテナ側が芯線結合メス(オスねじ)なんてことになっている) - 充電器はアレだったがそもそも安全装置ってなあに?な構造なので、それなりのおもちゃをそれなりに買ったということでよろしいんじゃないですか?
- FRS&GMRSについてのページでもぶつくさ書いているけど、ちゃんと使いたければ小エリア簡易無線あたり使ったほうが幸せだと思う。
値段高いし手続き面倒だけどそれらのコストを払うに値しない用途ならば、携帯電話とかで十分でわ? - 改造とかの話は他の方のページを当たってください。